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ティーバッグの話 - 社長のコラム

ティーバッグの話

芳翠園のティーバッグはメッシュの袋に入っています。今では、メッシュが当たり前になっていますが、ティーバッグを発売した頃はまだどこにもなかったと思います。
その頃のティーバッグは紙の袋、しかもすごくにおいのするものでした。
それにティーバッグのお茶はくずのようなお茶が入っていると認識されていましたため、当社はティーバッグの作成はしませんでした。
しかし、ある時父(当時の社長 杉本憲太郎)の社長さんやお医者様の友人の方々が、「一年分ティーバッグを買うから中味のグレードの高い来客用にできるおいしいティーバッグを作って欲しい」との依頼があり、その理由を聞くと、「秘書たちはお茶を入れるのを嫌って入れてくれない。温度も難しいし、入れる量もわからないし、茶がらにさわれない子もいる」との事でした。
そういえば、当社のお茶はお湯でも冷水でも抽出でき、何回も煎がきくので、これがパックになっていれば、1つずつ急須に入れればそのままおいしいお茶が入れられ、茶がらにも触れなくて済みます。
そこで思い切ってメッシュのティーバッグの機械を購入したと聞いております。
すると遊び心が出て、煎茶・ほうじ茶・玄米茶・ウーロン茶を作り、粉のお茶だけでなく葉っぱも、玄米茶はつぶつぶも入った、煎茶は茶の葉の入った、ほうじ茶は棒が入ったティーバッグでしかもウーロン茶はほうじ茶とミックスして飲みやすく作りました。
そして、外の袋の色もシャネルのような黒、サンローランのような赤や紫、ハロッズのようなグリーンにと注文し、名前も老松園(ろうしょうえん)のRと自分が68才の時ひらめいたので「R-68」と外国のプレートをイメージしてつけました。そしてその変わった名前のティーバッグは何年かしてから売場に登場することになるのです。
(現在、アレンジの変えたウェスティンホテル東京のルームにも置いてあります。)
他にも、芳翠園のスタンダードのティーバッグは色々あり、ワンパックずつのものは目黒雅叙園のルームにもあります。
お店には煎茶やほうじ茶、玉露のティーバッグもあります。
夏には“夏茶だより”という名のスタンダードのティーバッグより、もっと水に抽出しやすいティーバッグも販売しており、特に玉露の“夏茶だより”は売り切れ続出です。
芳翠園(老松園)の銘茶はすべての品が無添加純国産でお湯でも冷水でも抽出でき、しかも何回も煎のきくお値打ちな品であるばかりか、「ティーバッグでもこんなにおいしいのね!!」といつもおほめの言葉を頂いております。
【ティーバッグのお問い合わせがありましたら芳翠園本社へ】